重度精神遅滞で障害基礎年金2級、年間約82万円を受給できたケース
2025年4月15日
相談者
印旛郡・男性(50代・無職)相談時の相談者様の状況
障害者相談施設からの相談案件。面談の際は相談員立会いのもと、ご本人・義妹と私の4者面談とさせていただきました。
相談から請求までのサポート
幼少期から発達の遅れなどは認識されていたものの、”障がい”を受け入れきれないご家族の意向で行政・福祉には一切相談されていなかったそうです。ご本人はこれまで親戚の紹介先でお手伝い程度の仕事をされていましたが、雇止めになってしまいました。
また、ご両親・実弟も他界され将来を心配された義妹の相談から話が動き始めました。
結果
障害基礎年金2級、年間約82万円を受給するすることができました。本来であれば30年以上前から障害年金を受給できていた可能性が高い案件です。
ここ1・2年でこのような案件が非常に増えていると肌で感じます。
80・50問題の一例と言ってもいいのではないでしょうか。
昭和の時代は親が障害を認めず(受け入れず)、中学卒業と同時に家業や親に扶養してもらっていた方々。
両親が他界し、孤立した状態でご近所の方や民生委員等からの通報で発覚するケースです。
今回は義妹様のSOSで無事に年金受給までたどり着けましたが、今後の社会課題になるのではと危惧しています。