軽度精神遅滞で障害基礎年金2級、年間約78万円を受給できたケース

2022年4月15日

相談者

印西市・男性(40代/無職)

相談時の相談者様の状況

高校卒業後、就職したものの長続きせず。その後は家業の手伝いをする程度でした。

数年前からうつ病ということで精神科に通っていたものの、病状や治療内容について無関心でした。

相談から請求までのサポート

面談時にご本人とお話をしていてすぐに違和感を感じました。
1.精神疾患というよりも知的障害もしくは発達障害の症状が顕著であること。
2.病院から処方されていたお薬が極端に少ないこと。
3.ご家族が疾病・障害に関して関心がないこと。

そこで、受診状況等証明書や精神福祉手帳の診断書のコピー等を取り寄せて真の病状等を確認してから手続きを進めました。

結果

障害基礎年金2級、年間約78万円を受給することができました。

精神福祉手帳の診断書を確認したところ、主たる疾患はうつではなく、軽度精神遅滞であることが判明しました。
ご本人・ご家族ともに知的障害については認識しておりませんでした。
そして知的障害の二次的疾患としてうつの症状があり、そのための服薬をしていたものの処方されていたクスリはごくわずか。
ご本人に確認したところ、医師は適材適量のクスリを処方されいるものと思い込んでいたとのことでした。

医師から処方されているクスリは最初は少なめ、それでも改善されなければ変更もしくは増量となります。
今回と同様に数年にわたりクスリの種類や量を変更せずに効果を実感できずにいらっしゃる患者はおります。

ご家族も知的障害が原因でこれまでの行動等についてご理解いただけたようです。

ご本人はもちろんご家族も、疾病や障害について情報を共有していただくことでどう対処すべきか道が開けます。